スーパーロボット大戦V
□第十一話 欧亜作戦
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大空魔竜 ブリッジ
謎のロボット軍団との激戦を制した大空魔竜隊とゴクラクルーザーのクルーたちは必要物資をそれぞれの船に搬送し、いよいよ発進を待つばかりとなった。しかし、大空魔竜にはこの星の人間であるエルドラチームとピンクアミーゴのユキコがともに作業を手伝う?など引き続き船を降りないでいた。
ローサ「キャプテン。物資の積み込み作業が完了しました」
キャプテン・ルル「わかりました。ゴクラクルーザーと回線を開いてください」
ローサ「了解」
ローサはコンソールを操作した。そして、巨大スクリーンにミノルの顔が映し出された。
キャプテン・ルル「ミノル君、ゴクラクルーザーの発進準備は完了しましたか」
ミノル『はい。90%積み込み作業が完了しているのでまもなく発進できます』
キャプテン・ルル「では、ゴクラクルーザーの発進準備が完了次第、大空魔竜とゴクラクルーザーは地球へと帰還します。マクグリフ博士、座標などの指示をお願いします」
セレーネ「はい。キャプテン」
数分後、ゴクラクルーザーも発進準備が完了し、大空魔竜とゴクラクルーザーは黒い月へ向けて発進した。
ダイヤ「そういえば、エルドラのじいさんやユキコさんたちはこのまま地球に連れて行っていいのか?」
ネロ「俺たちのことは心配いらん。俺たちは無敵のエルドラチームだからな」
ホセ「そうだとも、俺たちはグローリアを救った英雄だからな」
バリヨ「どんな相手だろうと蹴散らしてやるわい!」
カルロス「ZZZ…」
ダイヤ「いやいや、だからこそ心配なんだがなあ……」
ユキコ「…とにかく、私たちもみなさんのお手伝いをしたいのよ。私たちの町を救ってくれた恩もあるし」
セレーネ「いいんじゃない。今は少しでも多くの人手が欲しいし、ユキコさんたちの気持ちを無下にすることはないわ。いいでしょ。ルルさん?」
キャプテン・ルル「そうですね。ユキコさんたちさえよければこのまま船に乗ってていただいても構いません」
ネロ「おお、サンキューな。ネエちゃん!」
キャプテン・ルル「は、はい…」
カンナ「でも、どうやってアタイら帰るんだよ」
セレーネ「それは、今メテオとサコンさんとで方法を探ってるけど、理論上来た時と一緒でまた黒い月を通過すれば帰れるんじゃないかと私は思ってるわ」
キャプテン・ルル「では、準備が完了次第大空魔竜、ゴクラクルーザーは黒い月に向かいます」