イナGO

□けいたい
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「天城先輩、僕新しい必殺技作りたいです!」
西園の切実な思いをいきなり率直に言われ、自分よりだいぶ小さくて、その上、年下なのに迫力を感じてしまった
「よし!手伝うど!」
ありがとうございます!っと言ってボールを取りに行く
やっぱりちっさいな
申し訳ないがそう思っても無理もないサイズ
「先輩!」
戻ってきた西園の声で我にかえる
それから小さい体を最大に活かす方法を考えた
「軽くとんだお前を、俺の腕力でもっと早く高く飛ばす技はどうだど?」
それ、いいかもしれません!
すぐに西園は軽く飛んで準備を始める
「僕は先輩が作ったビバ 万里の長城の上から飛んでみたいとも思いました!」
それもかっこいいど


あれこれ色々やってみた


休憩の号令とともに俺たちは座り込んだ
そんな俺たちにタオルとドリンクを持って来てくれた三国が
「おまえらなんかいいな」
って笑った
「?」
「携帯と、ストラップって感じのところが」
西園と顔を見合せ首を傾げる
「合体技、頑張れ」
三国が去って
別に深い意味は無かったのだろうが、帰りに自分の携帯をみて西園のようなストラップがほしいと思うことになった
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