write song 2

□希望ヶ峰学園のアイドル少女
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或る時、
夢を語るような群集
次々真実並べ
吐いた噂

沸き立つ
外野の声
絶望が、
揺ラリ。


将来を担う、
長い歴史を持ち
希望を育てる
学園があって

超高校級と
呼ばれている
アイドルが
いたんだ


嘲笑って
吐き捨てられた
「言ったでしょ、
出られないよ」

歪む心情
揺れる疑心暗鬼
誰も
助けてはくれないの?


「私、消えてなんかない。」って
暗闇に怯え
そっと強がって
澄ましても

過ぎてく
日々と共に
流れた時間は
走っていって


歌声殺して
今日が終わって
明日も外に
出られなくても

私は此処にいます。



疑心を重ねて
クマの声 苛立ち
流れた 映像
神様の天罰のよう



薄く笑っていた
シロクログマ
「オマエは此処から
逃げたいの?」

背を押し急かす様に
私の右手に
握られた、
刃光る



「私、消えちゃうのかな」って
膝を抱えて
過去の記憶
巡っても

心の黒い部分が
何もかもを
掻き消してって


私を照らし出す
スポットの明かりや
笑う大切な仲間を
思い、決意固める



過去の時代
過ぎ去った
私達の姿も
薄れ もがいては

涙 流して
刃を翳して
赤く染まり、
やがて消えゆく



私はただの
偽りの希望だった
最初は笑っていたのに
最期は醜いクロになり

身体は
動かなくなった



外に出られなくなって
しまったけれど
記憶の
片隅にある、

あなたの
告げた言葉
今でもずっと
想い続ける


もう切らした
アイドルの歌
嗅いだ事の無い
様な匂いだけ

残る部屋に
少女はもう



いないだろう

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