write song 2

□臆病モノ
1ページ/1ページ

俺がずっと前から
思ってる事を話そうか
友達の関係で
充分だって思ってんだ

お前がいいなら別に
俺だってそれで構わないし
嘘つきの俺が吐いた
素直になれない恋のうた


今日の俺らの試合は
いつも通り勝利だった
昨日はずっと暇で
一日バスケをしてたんだ

別にお前のことなんて
考えてなんかいねぇよ
いやでもちょっと本当は
考えてたかもなんて


パスワーク
みたいに巡る
俺の頭ん中はもう
グルグルだ


この両目から
溢れそうなほど
お前にやる才(サイ)は
どこに捨てよう?

限りのある
この目なんてお前は
要らないだろ?



俺がずっと前から
思ってる事を話そうか
姿を消すアイツの
ボールが取りきれないんだ

俺が無理な事を
お前は何時もやっていて
初めての感情が
綺麗なのか汚いのか


俺にはまだわからず
捨てる場所もないんだ
お前の言葉の裏が
見えるまで待つからさ

待つくらいなら
別にいいか



進むお前と
止まった俺の
縮まらない距離を
何(ナニ)で埋めよう?

まだ素直に
言葉に出来ない俺は


天性の臆病だ



この両手から
零れそうなほど
お前にやるパスを
誰に回そう?

そんなん
どこにも
宛てがあるわけ
ないだろ


お前以外


もういいか?

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ