短編小説

□何をしても…
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「んっ…んんっ!!ふぁ…」

深い口づけをし、さらには舌を入れてくる

僕はただされるがままだった。


「いつもお前は俺をからかってはおちょくってたな。その分を今ここで返すよ」
「…!」


半田は唇を離すと途端に服の中に手を入れ、指でなぞりはじめる

「ひゃっ!!あっ…やめ…」
「やめる?なんでだよ。お前がいつも俺に何をしてたか忘れたとは言わせないぞ」


僕普段こんなことしないよ!
というより今日の半田怖いよ…!


「マックスの肌すべすべだ…気持ちいい」

服を上にめくると急に胸元を舐めてくる。
それはまるで猫だけど猫じゃない…、虎みたいに


「ゃッ…あん…!」


「そう、その声最高だよ!もっと聞かせろよ」

「はぅ…んぁあ…半田の……変態!!」


その後も首筋やら鎖骨やら、いろいろなところを舐め続ける半田に僕は恐怖を覚える


「な……んだよ…中途半端の……癖に僕にこんな…」

「中途半端な奴にあっけなくここに引きずり込まれて拘束されてるのは、どこの器用な奴だっけ?」

「……」


「マックスは…俺のだ」



そういうと今度は優しく抱きしめてくる。



「まだ用意出来てないけど…いつかお前専用の檻を用意して俺だけのものにしてやるから。」

「えっ…」

「他の奴になんか触れさせないからな」


僕の額にキスを落とすと、部室の鍵を開けてその場を去った。




「檻なんかに入るかっての。ってゆーか僕帰れないじゃん」


手足の拘束はそのままだった

だからガラスを割ってその破片で縄を切り、家に帰った



半田は侮れない

今日わかった。


だけどね半田…6月9日が半松なら、
9月6日は松半だよね


じゃあ僕が半田みたいなことしても



「文句言わせないから…」




早く9月6日になってほしい、そう思いながら僕は下校した



END
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