短編小説

□何をしても…
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「君がそんな奴だなんて思わなかったよ」

「…」

「まさか僕にこんなことするなんてね、中途半端の癖に」


暗い部室の中、僕と半田の二人きりの空間。

日にちは6月9日
時刻は夕方6時9分

外は明るい

けど窓に黒紙を貼ってて外から中の様子は見られない

鍵もかかってあるから中に人は入れない
僕はその中に手足を拘束された状態で閉じ込められている

しかもよりにもよって半田に…



「で、どうしてこんなことするわけ?僕に恨みでもあるの?」

「今日が何日か知ってるだろ?」
「6月9日でしょう?」

「わかってるじゃないか。」


「それがどうしたってのさ」
「つまりだ、今日はお前に何をしても許される日なんだ」
「は…?」

「俺は6、マックスは9、69で半松の日だから」


言ってる事がめちゃくちゃだよ。
そんな理由でこんなことするなんてやっぱり半田だね

僕の唇に指を当てた半田の目はまるで獲物(エサ)を捕った獣のようだった

「マックス…怯えてる。可愛いなぁ」


可愛い…この僕に向かって?

そう思った矢先、僕の唇に己のそれを重ねてきた





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