短編小説

□素直
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僕は、半田の家の前にやってきた。
見てみると半田の家の車はない

病院に行ったのかな…


そう考えながらもインターホンを押す僕

すると、いきなりドアが開き、出てきたのは



「マックスか…お前部活は…?」
「早退。」
「何で…」
「何でって…付き合ってる人がインフルで倒れたのに暢気に部活なんてやってられないよ」

「……」


少し会話して、半田の家に入った。


さっき買った差し入れの梨を切って半田の部屋に持って行った。



「わざわざありがとな、マックス」
「うんっ、当たり前じゃんこれくらい」

半田は僕が剥いた梨を一口かじった


「うん、すごく美味しい!」
「当然じゃないか、僕が剥いたんだから」

「なんだよそれ。」
「それより半田、お粥食べたくない?」

「うーん…微妙だな。今日は親二人ともいないから…」


おっ、これはチャンス!!

「じゃあ僕が作ってあげるよ!」
「えっ、でも…」

「作りたいの!ね、いいでしょ?」


「うん…じゃあ作って?」


よしきた!!

早速僕は台所に向かって突っ走った。



「とは言っても作ったことないんだよねー…」

ま、なんとかなるよ
そう考えながら作り始めた




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