長編小説
□第2話
1ページ/8ページ
ライオコット島に着いた。
空港から外に出てエントランスエリアに出るとそこには、予選に勝ち進んだ国のシンボルが掲げられていた。
「スッゲー!やっぱりイギリスきたか!」
「アメリカ、アルゼンチン、ブラジル…サッカーで強い国はみんなあるな! 」
マルコとジャンルカが言うと、みんなFFI本線に参加する国の旗を見た。
アメリカはマーク。そして土門と一之瀬。
マークはアメリカ遠征のときに出会ったサッカー友達、土門と一之瀬は雷門に居たときの俺のチームメイト。
二人ともFFIではアメリカ代表として世界に出て、アメリカをサッカー大国にするらしい。
黙って日本から出たのは俺と同じみたいだが
アルゼンチンはテレス。アメリカ遠征で知り合ったマークの旧知の仲ってことで紹介されたディフェンダーだ。
他にもブラジルといえばマック•ロニージョ、イギリスといえばエドガー•バルチナスというストライカーがいる。
他はドイツ、スペイン、フランスといった国がいた。
「あれ?これって日本?」
「え?」
日本ときいて俺は日本の旗があるところに行った。
確かにそこにはイナズマジャパンの旗が掲げられていた。
「円堂…勝ったんだな、強豪たちに。」
アジアではオーストラリア、韓国といった強豪国が揃っている。
それを倒すなんてやっぱりイナズマジャパンはすごいや!
「何でイナズマジャパンが来れたんだ?韓国と思って楽しみにしてたのに」
ラファエレがとてもがっかりしたような感じで言うと、フィディオが日本をフォローするかのように言った。
「ラファエレ、日本はそれだけ強いってことだよ。誰が相手だろうと俺たちは負けない!」
フィディオの言うとおりだ。円堂たちは試合をするごとに強くなる
今回もアジア予選を通してかなりレベルアップしてる。
俺はそんな円堂たちと戦うのが楽しみなんだ
でも円堂たちにはまだ事実を話していない。
本気で試合できるかな…
「あれ?この国どこだ?コトアール?えっと…」
こんな国聞いたことないな、一体どこの予選から来たんだろう…。
「みんな!そんなことよりも俺たちのエリアに行こう!開会式まで練習するんだ!」
「あ、あぁ」
バスに乗ろうと足をあげたとき、クラッと目眩がした。
そしてその反動で後ろに倒れた
「ファリア!大丈夫?」
「うん、多分飛行機にやられたんだと思うから…」
「今日は休んでなよ、開会式は夜なんだからさ」
「じゃあ…そうするよ。ありがとう、フィディオ」
→