ふぇありーている。

□戦闘。
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エ「これ以上妖精の尻尾を侮辱してみろ、貴様等の明日は約束できんぞ、イカラ、半分頼む」

『おっけー』

そう言うとエルザの手には魔法剣が出てきた。

「珍しくもねえ!!」

「こっちにも魔法剣士はいるぜぇ」

「その鎧ひんむいてやるわぁ!!!」



イカラは手の甲を重ね合わせ、目を閉じる。

「こっちの女は素手で何するつもりだぁ?」

『……空気砲』



ドォンッ


「ぐあぁっ!!!」

「ぎゃぁあっ!!!」

「なんだ!!?」


『……』


するとイカラはふわり、と飛び始め、一瞬に剣を作る。

「なんだあの魔法!!!?」

「見たこともねぇ…」

『固体の剣(ツルギ)』


ジャキジャキッ!!!

「ぐあああぁっ!!」


イカラの前にいた敵はあっという間に反対方向に飛ばされていった。


ル「あれが…イカラの魔法…」

すると、エルザはどんどん武器を出す。




「こ…この女……なんて速さで“換装”するんだ!!?」

「換装?」

ハ「魔法剣は別空間にストックされている武器を呼び出すっていう原理なんだ。

その武器を持ち換える事を換装っていうんだ」

ル「へぇ〜…すごいなぁ。イカラも飛んで戦ってる。」

ハ「エルザとイカラのすごいトコはここからだよ!」


「まだこんなにいるのか…面倒だ、一掃するぞ、イカラ!!」

『はーいっ!!』


するとエルザの鎧が変わっていく。

ハ「魔法剣士は通常“武器”を換装しながら戦う。
だけどエルザは自分の能力を高める“魔法の鎧”にも換装しながら戦う事ができるんだ。それがエルザの魔法…








騎士(ザ・ナイト)!!!!




そして、イカラ」




『おりゃっ!!』

イカラは両手に魔力を込めると大きな竜巻が現れる。

ハ「イカラの魔法は空気を出す魔法。もちろん風も操れる。風の強さも操れるんだよ!!」

ル「へぇ〜…」


ハ「合体魔法の時も多くな魔法が合成しやすいんだよ。」



エ「舞え、剣達よ
循環の剣(サークルソード)」

『おおいに暴れよ。


  大風の風流!!!』



「ま…間違いねえっ!!!コイツ等ぁ妖精の尻尾、最強の女妖精女王(ティターニア)のエルザと…


空気の女神(アトモスフィアガディス)のイカラだっ!!!」


エルザとイカラの周りにいた敵は皆倒された。


ル「すごぉぉ―い!!!」

しかし、一人今の攻撃逃れたやつがいた。

エ「!エリゴールの所に向かうかもしれん、ルーシィ追うんだ!!!」

ル「えぇぇえっ!!?あたしがっ!!?イカラが行ってよ;」


『か…顔が濡れて力がぁ…』




ル「アン●ン●ンやるんじゃなぁあいっ!!」




ルーシィはエルザにすごい形相で睨まれ、脱兎の如く走っていった。


『エルザ、大丈夫……じゃないよね?魔導四輪でかなり飛ばしてたし。』

エ「ああ、流石に堪えた;;
ナツ…グレイ…ルーシィ…イカラ…後は頼んだぞ…。」

『エルザ、ハッピー抜けてる;』

エ「む…そうだったな。」

『だから言ったじゃん。代わろうか?って』

エ「またあの時みたいに起きたら私が困る。」

『けど…』














エ「お前は…あの…!!!」

『グルルァアアァッ!!』
















エ「私はもうお前を抑えきれないと思う。」

『…うん』

エ「お前も成長につれて、魔法も高くなっている。

…あの時は奇跡的に止められた。」



『んだね。』

エ「…これ以上、私を心配させないでくれ…」


そういうと、エルザは優しく抱きしめてくれた。


『……気をつけるよ。』
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