ふぇありーている。
□出発。
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ガタンゴトン、ガタンゴトン
あたし達は列車に乗った。
が・・・・・・ナツは乗り物酔いで死にかけていた。
イカラはナツとグレイの間に座っていた。あたしとエルザはその向かい側。
グ「なっさけねえなぁ、ナツはよォ・・・・・鬱陶しいから別の席行けよ・・・
つーか列車乗るな!!イカラに肩借りてんじゃねぇ!!走れ!!」
『いいよ、私のことなら。』
ナ「うえっぷ・・・」
ル「毎度の事だけど・・・つらそうね・・・」
エ「全く・・・しょうがないな。私の隣に来い。」
ル「どけって事かしら・・・」
ナ「うぇ、オレ・・・・・・イカラ・・・がい・・・い」
ナツはよほどイカラのそばにいたいのか、イカラの肩に頭を乗せて袖を掴んでいた。
『だ、大丈夫?』
ナ「イカラの髪・・・いいにおい・・・・・・うぷっ」
ナツはイカラの髪をくんくん嗅ぐ。
と、乗り物酔いなのか同時に吐き気が襲う。
グ「おい、クソ炎!イカラから離れろ!!!」
エ「そうだぞ、ナツ。イカラの手を煩わせるな」
『いや、別にあたしは構わないんだけど・・・』
ナ「うぇい・・・」
ナツはとぼとぼエルザの席の方に行ってしまった
そして、あたしはイカラ達の方の席に移動した。
『グレイ、ごめんねもう少し詰めるね。ルーシィ、入る?』
ル「うん、入る。」
イカラは少しグレイの方に近づく。
グ「あ、ああ(本当にクソ炎の言うとうり、いい匂い・・・てか近けぇ)」/////
ル「(嬉しそうね〜グレイ)ニヤニヤ」
ルーシィはコソコソグレイに目で送る。
グ「うるせぇ!!!」
『? どうしたの?』
グ「い、いやぁ…なんでも」
ボスッ!!!
ナツがエルザの隣に座るとエルザがナツの腹を殴り、気絶させた…
エ「少しは楽になるだろう」
「「「『・・・・・・』」」」
ル「そういや・・・あたし・・・フェアリーテイルでナツ以外の魔法見た事ないかも・・・
エルザさんはどんな魔法使うんですか?」
エ「エルザでいい」
ハ「エルザの魔法はキレイだよ。相手の血が一杯出るんだ!!」
ル「キレイなの?それ」
エ「たいした事はない・・・私はグレイやイカラの魔法の方がいいと思うぞ。」
グ「そうか?」
『グレイの魔法は綺麗だよ〜』
グ「ふん!!!」
グレイは両手に魔力を込めた。すると出来たのは氷のフェアリーテイルのマークだった。
グ「氷の魔法さ」
『何時見ても綺麗だよね〜・・・』
グ「そ、そうか??」///
グレイは少し照れながら頬を掻く。
ル「氷ってアンタ似合わないわね〜」
グ「ほっとけっての。」
ル「あ!!」
すると、あたしは何かを思いついたようにナツとグレイを指差した
ル「氷!火!だからアンタ達仲悪いのね!!!」
『あ、そっか。』
エ「そうだったのか?」
グ「どうでもいいだろ!?そんな事ぁ」
ル「イカラは?」
『私はいろんな人の真似をする模倣(コピー)能力』
ル「あ! 聞いたことがある!!」
『う〜ん・・・言葉で言うのも難しいかな?
たとえば、今さっきグレイの魔法、覚えてる?』
ル「うん」
『それを・・・・ふんっ!』
イカラがグレイと同じ姿勢になると、手の周りが輝いてギルドのマークが現れた。
グレイがやっていた造形魔法とまったく同じである。
『こうやって真似するんだ』
ル「すっごーい!!
本当にすぐ真似できちゃうなんて・・・!!」
エ「イカラは昔から真似が得意だからな。」
『えへへ〜それほどでもっ』
イカラは手を頭にやり、頬を染める。
すると、グレイは口を開いた
グ「つーか、そろそろ本題に入ろうぜ。エルザ一体何事なんだ。おまえほどの奴が人の力を借りたいなんてよほどだぞ。」
エ「そうだな・・・話しておこう。」
エルザは今回の仕事について話始めた。
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