ふぇありーている。

□帰ってきた少女。
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ルーシィがギルドの仲間に入って数日・・・







『〜♪

今日は何しよっかな〜』



ミ「相変わらずご飯選びは楽しそうね」




「うふふ」とイカラに笑うミラ。隣にいたグレイはイカラを見て自然と笑みが零れた。




『な、なんですか・・・私が食いしん坊って言いたいのですかっ』


グ「あ??違うのかよ。」



『グレイのばかーっ!!!』


こっちはこっちで和んでいる。













すると、



ル「イカラーーーーっ!!!」





ルーシィはうわぁあと言いながら椅子に座っていたイカラを後ろから抱きしめた。




『んっ?ルーシィ?どうしたの??』





ル「お願い!!愚痴聞いて
ナツってばもう滅茶苦茶なの!!」





イカラはルーシィから愚痴を聞かされている。





仕事の報酬がナツのせいでチャラになったらしい。



『んー・・・ナツだからしょうがないよ。』





ル「なによーっ!!こんなチーム解散っ」







グ「な―に、無理にチームなんか決める事ァねぇ」



イカラの隣にいるグレイはそう言った。





グ「聞いたぜ、大活躍だってな。きっとイヤってほど誘いがくる。」






「ルーシィ、イカラ……僕と愛のチームを結成しないかい?今夜3人で。」






ロキは何時からいたか分からなかったが、さり気なくイカラとルーシィの腰に手をかざす。




ル「イヤ…」



『ちょっと・・・』



グ「テメェはどさくさに紛れてイカラを誘ってんじゃねぇ、凍りてぇのか?」



グレイはロキの胸倉を掴んで黒いオーラを放つ。




ロ「じょ・・・冗談だってば、グレイ落ち着いて・・・」




ル(やっぱりグレイは・・・)







グ「まー、傭兵ギルド・・・南の狼の2人とゴリラみて―な女やっつけたんだろ?すげーや実際」




『へーすごいじゃん。』




ル「それ全部ナツ」




ナ「なんだよ、チーム解散すんのか?あ、だったらイカラ!!オレ達でチーム組もうぜ!!」



『だから私はグレイと組んでるから無理だって・・・』


ナ「じゃぁ、解散しろ。」



『えええ・・・』



グ「ぶざけんじゃねぇ!!!クソ炎!!泣くぞ!!」





ぐいっとイカラの肩を引っ張って、グレイの方にやる。




『グレイ・・・・・・服』


グ「あ゛あ゛あ゛あ゛っ、また忘れたぁっ!!」




ナ「うぜェ」




グ「今うぜェつったか!!?クソ炎!!!」








今日もグレイとナツの喧嘩が始まり、騒がしいフェアリーテイルである。





『まぁ、これが私達のギルドらしいけど。』


イカラはみんなを見渡し、ふふっと笑う。





『あ、ルーシィが。』


ロキはいつの間にかルーシィを口説き始めてる。










「君って本当にキレイだよね、サングラスを通してもその美しさだ・・・肉眼で見たらきっと眼が潰れちゃうな・・・」



ル「潰せば」


チャラッ




ロ「ん?」



すると、ロキの目にルーシィの腰にある星霊の鍵が入る。







ロ「うぉぉぉっ!!!き・・・君、星霊魔導士!!?
な・・・なんたる運命のいたずらだ・・・!!ゴメン!!僕達ここまでにしよう!!!」



ロキはそういうと、バタンッと外に出た。




『あーあ。ロキも運が悪かったね。』




イカラがルーシィの隣でそう呟くと、ルーシィは首を傾げた。



ル「何か始まってたのかしら・・・;;何あれぇ」




『ロキは星霊魔導士が苦手なんだよね』

ル「はァ?」



イカラはルーシィと目を合わさずにこう答える。




『みんな、何かを傷つけて背負い続けてここにいるんだ・・・私も、ね』


ル「・・・・・・?」








すると、行ったと思ったロキが戻ってきた。







ロ「ナツ、グレイマズイぞっ!!!!エルザが帰ってきた!!!!」





グ・ナ「「あ゛!!!!?」」





ズシィン・・・ズシィン・・・



「ただいま。」



ドアの方を見ると、赤髪で鎧を来た少女が大きな角(?)を持っていた。




「今戻った、マスターはおられるか?」





ミ「お帰り!!マスターは定例会よ。」

「そうか…」








『おかえり。


  エルザ


エルザ「ただいま。イカラ。」












「え・・・エルザさん・・・そ・・・・・・その・・・・・・バカでかいの何ですかい?」





エルザ「ん?これか。

討伐した魔物の角に地元の者が飾りを施してくれてな・・・綺麗だったので此処への土産にしようと思ってな・・・迷惑か?」




「い・・・いえ滅相もない!!」





『どうだった? 今回の依頼は。』





エルザ「そこまでもなかった。
そういえば、イカラ、元気にしてたか?」




『うんっ!!』





エル「そうかそうか!!ならよかった・・・」




ガシャンッ



イカラがエルザに駆け寄るとイカラは抱き締められた。




『エルザ鎧が当たって痛いよww』



エルザ「おお、すまない。」



エルザは優しくイカラを離した。



ル「なんか、あの2人って他の人よりすっごく仲良しに見えるけど・・・」



ミ「やっぱりそう見える?
あの2人の過去は知らないけど、姉妹のように見えるのよねぇ・・・」



ル「へぇ〜・・・」



エルザ「それよりお前たち…また問題ばかり起こしているようだな・・・マスターが許しても私は許さんぞ」






ルーシィはいきなりあらわれたエルザの迫力に驚いていた。




ル「な・・・何この人・・・」



ハ「エルザ!!とっても強いんだ。」







エルザ「カナ・・・なんという格好で飲んでいる。」


カ「う・・・」





エルザ「ビジター、踊りなら外でやれ


ワカバ、吸殻が落ちているぞ


ナブ・・・相変わらず依頼板(リクエストボート)の前をウロウロしているのか?仕事をしろ







全く・・・・・・世話がやけるな、今日の所は何も言わずにおいてやろう。」















「「「「『(随分色々言ってたらような…)』」」」」


何だか色々言ったエルザに皆心の中でツッコんだ



ル「風紀員か何かで・・・?」



ハ「エルザです」



エルザ「ところでナツとグレイはいるか?」



『あそこにいるよ』


エルザはイカラの指を刺したほうを見ると、





グ「や・・・やあエルザ・・・オ・・・オレ達今日も仲良し・・・・・・よく・・・や・・・やってるぜぃ」

ナ「あ゛い」






ル「Σナツがハッピーみたいになった!!!!;」




ナツとグレイはお互いに肩を組んでる。普段、2人を見ている人間ならば驚く光景だ。




エルザ「そうか…親友なら時には喧嘩もするだろう…しかし私はそうやって仲良くしているところを見るのが好きだぞ。」





ル「あ…いや…いつも言ってっけど…親友って訳じゃ…」




『ぷ、くく・・・』




イカラは笑いを堪える。





ハ「あい」




ル「こんなナツ見た事ないわっ!!!」




困惑しているルーシィにミラが説明する。




ミ「ナツもグレイもエルザが怖いのよ」




ル「ええっ!!!?」



『ナツは昔喧嘩を挑んでボコボコ、グレイは裸で歩いているところを見つかってボコボコに、ロキはエルザを口説こうとして半殺し』



ル「あらら…;;」




エルザ「2人とも仲が良さそうでよかった。

実はイカラも含め、3人に頼みたい事がある。
仕事先で少々厄介な話を耳にしてしまった、本来ならマスターの判断を仰ぐトコなんだが…早期解決が望ましいと私は判断した。







3人の力を貸してほしい、ついてきてくれるな。」














グ「え!?」


ナ「はい!?」


『!?』
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