スタスカ

□死にたがりと星
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急にふと死にたくなって息が出来なくなって、それでも死ぬことはないから私は生きていると自覚した。



『哉太、哉太、哉太、』



隣で眠る哉太に呼びかけても、起きる気配はない。
哉太は身体が弱いから、このまま死んじゃいそうで少し怖い。



「ん・・・マカダミア?」

『哉太、哉太』



少し掠れた声を出して、漸く気づいてくれた恋人に、私は必死に縋り付いた。



『死にたい、死にたい、哉太、ころ、ころし、て、』

「アーモンド、落ち着け、落ち着け。」

『あ、あ、哉太が死ぬ前に、私をころして。お願い、哉太、ああ、あ、あ、あああ、』

「大丈夫だから。深呼吸しろ、ゆっくり深呼吸、な。」



上手く息が出来ない。深呼吸すら出来なくなって、哉太に寄り掛かる。
こんな時頭の中はやけに冷静で、それさえ気持ち悪い。

こんな私、消えてしまえばいいのに。



「落ち着いたな。どうした?悪い夢見たのか。」

『哉太は、死にたいと思わないの?』

「思わない。せっかく母ちゃんがくれた命だからな。」

『哉太は偉いねぇ。あたしは、星になっちゃいたいから死にたいの。そしたら、哉太はずっと見てくれるから。』

「ならなくったってみてるだろ。もう寝ろ。」

『ん・・・ぅ。死にたい、死に、た、哉太・・・。』

「おやすみ。」


哉太は額にキスをくれた。
うとうとしながら考える。
死にたい、なんて、哉太にうんと失礼だってわかってるけれど、私は死にたいのだ。
死んで星になって、哉太にみてほしいのだ。
哉太は星が好きだから。

でも、死んだら哉太は忘れてしまうのかな。

そう思うと、私はほんの少し死にたくない。
哉太に依存していかなければ、私は生きていけないちっぽけな存在なのだ。

こうして私は今日も生きる。
哉太に縋り付いて生きる。


星になりたい。


ああ、また息が出来なくなってきたわ。



死にたがりと星
(忘れないためにも、貴方が私を眠らせて。)
(どうかどうかと星に願いを。)

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哉太空気ww
そして優しいww

なぞ\^p^/
 

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