慎×以ほのぼのシリーズ

□無自覚の君へ
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診断メーカーやってみた♪

私は3RTされたら、慎太郎×以蔵の「……今更ただで許すとも?」で始まるBL小説を書きます!d(`・ω・)b http://shindanmaker.com/321047


BLミニSS
慎太×以蔵ネタ


「……今更ただで許すとも?」

俺を睨みつけながら、そう呟いた慎太。
慎太は時々、俺に対し凄く怒りをぶつけてくることがある。
理由はよくわからなくて…。
たった今も、龍馬と話していたら…突然、慎太に腕を掴まれ部屋に連れてこられたところだ。

「どうして、以蔵くんて…こんなにも無自覚かなぁ!」

大きな溜め息を吐きながら、怒ってる雰囲気を声色に乗せそう呟く慎太。

「だから、何が無自覚なんだ?」

意味もわからず怒りを向けられ、溜め息を吐かれれば誰だって面白くはない。
自然、俺の声にも剣呑さが増す。

「…話の途中なんだ。俺は戻るからな」

そう言い、部屋を出ようとする俺の腕を慎太がもう一度掴んできて、思いきり引っ張られた。
剣術では俺が上でも、体術は慎太の方が格上だ。
気付けば、俺は床にうつぶせに転がり…その上にさりげなく腕の関節を固めながら馬乗りしてきた慎太。

「慎太ッ!?」
「…以蔵くん、俺…そろそろ限界…」
「ッ!?」

……体勢もそうだが、慎太の雰囲気に声色に俺の人斬りとしての感覚が鋭敏に自分の身の危険を全力で警告し始めた。
………こりゃ…まずいな…。
とりあえず………。

「慎太?…とりあえず落ち着け!よくわからんが…俺が悪かった!」

っと、謝ってみたのが…ついさっきの事だ。

「……今更ただで許すとも?」

俺の目をじっと見ながら、そう呟いた慎太。

「……あ〜…、し…慎太…?」

「いつもそうだ。俺が怒ってる理由を全然理解してないし…無自覚極まりない。以蔵くんさぁ、俺が今までどれだけ我慢して耐えてたか…全然わかってないよね?」

………はい、全くわかりません…。

「それなのに、口先だけの謝罪で許せると思う?」

………うぅ。

「以蔵くん…確認だけど、俺達は互いに好き合ってる恋仲ッスよね?」

………そういう事を真顔で言うなぁッ!!
凄く凄く恥ずかしいだろうがッ!!

「それなのに、以蔵くんは隙あらば高杉さんに部屋に連れ込まれそうになってるし…桂さんには餌付けされてるし…武市さんには言いくるめられて身体中触られてるのに全く気にしてないし…大久保さんには『私専属にならないか?』って会うたび口説かれてるのに、よくわかってないし…」

………そうだったっけか?

「新撰組には、敵なのに『岡田以蔵近衛隊』とか出来てるし…」

近衛隊ってなんだ?近衛隊ってッ!?

「挙げ句の果てに…たった今も龍馬さんに迫られてたよね?」

…はぁ?

「ただ、龍馬と縁側に座って団子食いながら話してただけだろうが!」

「じゃあ、なんで腰に手を回されて…密着しながら、以蔵くんが団子を龍馬さんに食べさせてあげてるんだよ!?」

「寒いからくっつきたいって言われたからだぞ?」

「今、真夏だし!」

「食べさせてもらう方が旨味が増すって…」

「そこら辺が無自覚って言ってんの〜ッ!」

うぉ〜ッ!
慎太の叫びと共に、う…腕の関節がぁ〜ッ!!

「し…慎太ッ!腕ッ!腕ッ!」

「………以蔵くん?」

腕をがっちり掴みながら、慎太は俺の背中に覆い被さってきた。
慎太の息遣いを俺の耳のすぐ後ろに感じる。

「慎太ッ!ほんと、落ち着けッ!」

慎太の唇が俺の耳にくっつけられ、そのまま耳元で慎太は囁くように呟いた。

「………以蔵くん、お仕置き確定!」

そして、ねっとりと慎太の舌先が俺の耳に絡みついてきた。

「慎太ッ!ちょッ!待てッ!慎太ぁ〜ッ!」

「ん〜?………無理ッス!」

「なに〜ッ!?」

「覚悟してね?以蔵くん!」

このあとしばらく…慎太に離してもらえなかったのは言うまでもない。



おしまい♪



RTして頂いたんで、調子に乗って書いてみた(笑)
お目汚し失礼致しましたぁヘ(≧▽≦ヘ)
エロじゃなくて、すんません(`ー´ゞ-☆


 

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