儚い桜の如く

□輪廻転生
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「じゃあな、藍瑠…」


あぁ行ってしまわれるのですね、妾を置いて…


あの桜のように儚く美しい姫君の元に行ってしまわれるのですね…


妾のそばに一生いるという約束を破り人間という脆い生き物の元に…




それならば妾は貴方様が妾を忘れられぬよう努力いたしましょう。



その努力が貴方様の幸にはなりませぬが、それは貴方様が妾を置いて行った代償にございます…


『妾の事は忘れさせませんわ』


待っていてくださいまし憎き愛しきぬらりひょん様
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