夢小説( long )
□はじまり
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急な両親の転勤で見ず知らずの土地に来ることになった私は不安を抱えていた
もちろんこの桜並木の坂を登りきったとこにある“銀魂高校”の事なんて何一つ知らない
私の気持ちとは裏腹に頭上では木漏れ日ならぬ桜漏れ日がきらきらと輝いていた
春の綺麗な一場面を目の当たりにして私の意識は自然と上へ変わりいつの間にか歩くのをやめていた
「綺麗―・・・」
「よしっ!」
短時間の鑑賞タイムを終えそんな声を少しもらした後、私は再び足を前へ進めた。
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