めだかボックス
□8人のスキルホルダーB
2ページ/4ページ
−一か月後−
水槽学園の廃校が決定した
貴「まぁ、当然の結果ね」
最初から私は思っていた
この戦いに勝つことは出来ない
これは勝者を決める戦いではなく敗者を決める戦いであると考えていた
結果は見ての通り
水槽学園の廃校が決定した時点で私達の負け
須「そん………な……嘘、だろ?」
貴「嘘じゃない。私たちの負けだよ」
須「そんな………なんでッ!!」
咲は思いっきり地面に拳を叩きつける
咲「なんでッ!負けるなんてありえない!!ありえないだろぉがぁぁぁ!!」
咲は逃げるように走って行った
貴「咲……可哀想な咲。逃げても何も変わらないのに」
私は咲が走って行った方を見ながら呟いた
球「『おいかけなくてもいいのかな?』」
貴「えぇ、問題ないわ」
球「『なんだか悪いことをした気分だなあ』『君たちの学校を潰してしまったことに関しては謝るよ』」
貴「ご丁寧にどうも」
少々成立していない会話ではあるがお互いの考えは分かっていた
球「『ねえ黒澄さん』『僕と一緒に来ない?』」
、