めだかボックス
□8人のスキルホルダーB
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−翌日−
須「ねーねー球磨川くんちょっと聞いた!?」
貴「昨日会ってもらった蛇籠生徒会長……なんか精神を病んで入院しちゃったらしくて」
須「そんな風には見えなかったけど働き過ぎだったのかなー?」
球「『働き過ぎ…』『まあ確かにそうかもね』」
須「それでね!それでね球磨川くん!」
貴「代理の生徒会長を決めないといけないんだけど、蛇籠生徒会長の支配体制が長かったせいかみんな気おくれしてるみたいでね……」
須「だから転校生で学園にしがらみのない球磨川くんに生徒会長になってもらおうって話になったんだけど!」
貴「やってくれないかな?」
球磨川くんは読んでいたジャンプを閉じながら言う
球「『……………』『おいおいどこでそんな話になったんだよ』『そりゃまだしばらくはこの学園にいるつもりだけど』『僕に投票してくれる生徒なんているわけないじゃん』」
少々呆れたように笑う球磨川くんとは対照的に咲は満面の笑みを浮かべている
須「そんなことないよ!球磨川くんならきっと大丈夫!
少なくともこのクラスの生徒はみんな球磨川くんの味方だから!」
味方……
みんなただ操作令状で支配されてるだけ
私は味方だなんて認めてないけどね
球「『…………;』」
須「ね?だからお願い球磨川くん。支配者が誰であろうと私はこの学園が平和であればそれでいいのよ」
球「『…しょうがないなあ』『須木奈佐木さん、黒澄さん』『きみたちには負けたぜ』」
球磨川くんは少しめんどくさそうな顔をしながらも承諾してくれた」
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