Short Novel
□すいーと・きゃんでぃー
2ページ/5ページ
いつもよりも急ぎ足で午後の街を歩く。
街路樹の緑が風にそよぐ音を聞き
ふと、空を見上げると白い三日月が浮かんでいる。
二人で見たあの日の空を思い出す。
同じ学年の彼、沖田総司と別れて二年が経ったけれど、
一人っきりで歩く街は今でも慣れない。
今年の夏も、このまま終わっていくのかな…。
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ