1.5W副長(第二部) 完結
□第4章 bitter chocolate その壱(R18)
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荒く上下している土方の胸の上にまだ汗で濡れたままの体を重ねた。
首筋にかかる髪をかきあげて、白いうなじを見つめる。
うなじに幽かに残る茶色い痕をじっと見つめながら、その周囲に繰り返しキス
をした。
土方はイッタばかりの荒い息を吐きながら、何をしているのかと問うように微かに俺
の髪を引っぱる。
少し笑って、首筋に顔を埋めるようにして、痕が残るようにきつく吸った。
「んで、てめえはいつもそこばっか・・・。」
土方の零した疑問には返事をせずに、わき腹を撫で上げ、もう一回と呟いた。
土方が熱い吐息をはいたのを合図に愛撫を再開する。
土方、おめえが欲しくて欲しくて。
抱いても抱いても渇きが癒えない。
再び力を持ち始めた自分自身を蕾にあてがえば、すぐに土方のそこは熱く蕩けだした。
「あ、ああ・・・銀時・・・。」
甘い声に胸が締め付けられるように痛んだ。
あの満月の晩に俺が初めて土方を抱いたときは、蕾は固く締まり侵入を拒んでいた。
半ば無理やり押し入れば、中は狭く、気持ちいいと言うよりはむしろ痛いほどで。
俺に暴かれて苦しげに血を流していた。
多分、あの時、土方は後孔で感じることなどできなかった。
・・・・いったい、
土方は高杉にどのくらい抱かれたのだろう・・・?
どんなふうに・・・?
抱かれて感じたのか・・・・?
聞いてはいけない、聞けない言葉が唇から洩れそうになって、ぐっと飲み込む。
土方の首筋、耳の後ろにある小さな茶色い染み。
高杉がつけた所有の印がいつまでも消えない。
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