１．５Ｗ副長（第三部） 完結
□第七章 ＰｌａｎＢ ｂｙ U-18 その３
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その言葉を聞くなり神楽ちゃんの顔つきが変わった。
「もっさん、この薬本当に大丈夫アルネ？」
坂本さんに真剣な顔で確認している。
「もちろんじゃ。宇宙のマダム達はこれを繰り返し飲んで若さと美貌を保ったりしと
るきに。それ以外にも男になったり女になったりしてしてのぉ。 姿を時々変えるの
は宇宙では当たり前に流行しとる。」
坂本さんが自信満々に太鼓判を押す。
「え、本当に神楽ちゃん、これ飲むの？」
目をギラギラさせて薬の瓶を見つめ始めた神楽ちゃんの迫力にちょっと押されつつ
も僕は聞いた。
「大丈夫じゃ！ 1粒くらいの量じゃったら、ものの1，2時間で効果は切れるきに。
万が一切れんくても、また飲んでまた若返ってみせりゃいいが。アハハハハハハハ。」
無責任極まりない言葉を吐いて坂本さんが笑う。
「わかったアル。飲むアル！飲んであの男のことメロメロにした挙句に思いっクソ振
って死ぬほど絶望させてやるアル！」
「神楽ちゃん・・・。」
「ていうか、それだけじゃ甘えよ。いいかぃ、あいつはお前だけじゃなく、うちの大
将もそっちの旦那のことも、がっつり馬鹿にしてきたんだぜ？」
沖田さんが剣呑な目つきをした。
「でも、じゃどうするんです？」
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