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□クリスマスの準備
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「……それにしても、カイトとがくぽ遅いわね」
メイコがそう言った直後、リビングへのドアが開き、大きな箱を抱えた二人が現れた。
「わ、この箱、何入ってるの?」
リンが目を丸くする。
「クリスマスツリーだよ、リン」
「これに今から飾りを付けるのでござる」
そう、この箱には大きなクリスマスツリーが入っている。
ミクが言ってるいた準備とは、ツリーを出して、飾り付けをすること。
仕事で忙しいマスターに頼まれたのだ。
「お兄ちゃん、ありがとうっ」
ミクは満面の笑みを浮かべた。
彼女はツリーの装飾が好きなのだ。
「どういたしまして。それじゃあ、あとはミクたちにお願いします」
カイトとがくぽは微笑み、ソファに座った。
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