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□クリスマスの準備
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「みんなーっ、クリスマスの準備するから集まってーっ!!」
ミクが大きな声で言うと、各々の部屋にいたボーカロイドたちが居間にやってきた。
「あら、もうそんな時期ね」
元々リビングにいたメイコが呟く。
「「くりすます？」」
リンとレンはきょとんとした。
二人がこの家にやってきたのはついこの前のこと。
そう、双子たちにとっては初めてのクリスマスなのだ。
「クリスマスっていうのはキリストの誕生日を祝うお祭なのよ」
「そうそう、いい子にしていると、サンタクロースというおじいさんが子供たちにプレゼントをくれるんですの」
優雅にソファに腰掛けているルカが言った。
「レン、プレゼントだって!!」
「ルカ姉、オレたちいい子だからもらえるよな？」
プレゼントという言葉に反応する二人。
「レンは何ほしいのー？」
「そうだな……。リンは？」
「あたしは……。なんだろ」
微笑ましい光景にメイコとルカは笑った。
「まだまだ双子たちは幼いわねー。でも可愛いからいいわ」
「そうですわね、お姉様」
「メイコ姉、ルカ姉、ミクもプレゼントほしいー!!
そこにミクもやってきた。
「あら、ミクは何がほしいの？」
メイコが問う。
「えへへ……。決まったら教えるねっ」
今年も、楽しいクリスマスになりそうだ。
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