体験入学 Girl
□同居人
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ハーイ皆の衆!超久しぶりだけど、カナちゃんだよーん!覚えていますかぁ!!
まあ覚えていない方は今すぐあたしがぶっ殺しに行きマァースっ!と、言うのはモチ!冗談で、とにかく目の前に居る人物が知りたいですよね?やっぱり?
ハハーン♪カナったら、賢い☆
で、気になるそのご本人、実は...
『...あれれ、どうして君があたしの部屋にいるんだい?ほんと可笑しいなぁ、あたし、アンタとは結構仲悪いって皆に見せつける程いろんなハプニングがあったのにねぇ...
姫宮姫香ちゃん』
そう、なんとあたしと相部屋する相手はこのキャビキャビミーハー女でした。
「何よぉ、それ言いたいのはぁ、姫香だしぃ」
『うん、その声ウzーコホコホ!!ーちょっとあたしの耳とは相性があまり優れないようなので少々止めていただけると嬉しいですよ』
うん、日本語がチョイ可笑しくなったけどドンマイドンマイ!
「じゃあぁ、部屋を変えてもらえばぁ?あたしはぁ、こ
の部屋気に入っちゃったしぃ」
え?なんであたしが?
てか、相部屋相手決めたの誰だぁぁ!?筋トレのあの様子が見えなかったのか?!
そいつを探して早速良い眼科と医者を紹介してあげよう、うん。
『とにかく、あたしは絶対に動かないから。この部屋をちゃんと使わせていただきます。以上。行ってよし!』
あれ?今誰かの台詞を使った様な...ま、いっか!
「姫香、ぜっっっっっっっっっったいに動かないからぁ」
『あらそうですか☆あたしも動くき0だから、そこんとこシクヨロ★』
あ、また火花がパチパチ...
ま、とりあえず
『早い者勝ちぃぃぃ!』
ボフッ
あたしは真っ先にフワフワベッドに再ダイブ
「!あぁ〜、それぇ、姫香のベッドぉ」
『へへーんだ、おっやすみ〜って、うおぉあぁぇ!!』
安心して眠りにつこうと思ったらなんと!姫宮姫香ちゃんがあたしの体を軽々と持ち上げ、
ドス!
床に放り投げた!痛い!マジ痛い!骨を針でチクチクしすぎて痺れたみたいに痛い!(え?その例えがよくわかんない)
「此処はぁ、あたしの部屋だからぁ、早く出て行けこのボンクラがぁあ”」
...あれ?今、姫香ちゃんキャラ崩れましたぞ〜
「...ハッ!」
あ、今気が付いた。
あの腕力...あの口調...これってアレでしょ、アレ。
よく少女漫画であるあの展開。いや、フツー相手対象は男だけどさ。なんか可愛い天使キャラの男の子がさ、番長だったり、社長だったり、あーゆー展開じゃね?
そうだよね?
うん。自分で言いながら納得(ドヤ
て事はさ、
姫宮ってさ、
『実はヤk「ヤ◯ザの娘じゃない!ちなみに、金髪だけどイタリアマフィアの跡取り娘でもない!」...ワオ、すっばらしーツッコミ振りだぁ』
チッ。今言おうとした二つのオプションを両方削除されちゃったよ。
てか、こんなにすぐに言い返すって事は以前これを聞かれたって事?
だってやっぱり普通の人は真っ先にあの二つが浮かぶよね(え?普通の人の常識じゃない?まぁまぁ、あたしはユニークなんだよ☆あたしみたいなユニークな人間の普通の常識だよ♪(意味不明発言スンマセン))
てか、ヤ◯ザの娘でもなく、マフィアでもないなら、さっきの怪力ぶりとあの話し方のギャップは...?一体?
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