十六夜恋奇憚

□2、異世界よコンニチハ!
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『ちょ、ちょちょちょ!マジで嬉しいんですけど!でも今は全然嬉しくねーッ!』


だってさ、だってさ!

私丸腰よ?!


マイソロの世界にトリップ出来たのは嬉しいけどさ、丸腰はないっしょッ!





せめて武器とかさ無いのかよ!


あるのはズボンのポケットに入れてたiPhoneだけだし!







ー・ー・ー・




『だぁあああ!追い掛けてくんなぁああ!!!』





オタオタに攻撃されながら追い掛けられ洞窟の奥まで走っていくと、目の前に宝箱らしき箱を見つけた。




『!ーッ宝箱発見っ!この中に何か武器でも入ってれば!』



ガチャと箱を開けると出てきたのはレイピアだった。


『ーッこれなら!』



私がレイピアを手に取ったのとオタオタが攻撃してきたのとほぼ同時だった。







『ーッだぁああああ!!!!!』




ザンッ



斬撃が見事ヒットしオタオタは動かなくなった。





『はぁ・・・はぁ・・・』


動かなくなったオタオタを見て安心したのか、はたまた走り疲れたのか私はその場に座り込んだ。




『な、何とか倒せた・・・』


ほっと胸を撫で降ろしていと・・・




グルルッ...


『・・・・・・・・・うそん;』


気がつくと辺りをウルフ達に囲まれていた・・・






『な、なんの死亡フラグだよコレ!』


テイルズキャラにも会えずこんな所で終わるなんて・・・。





こんな・・・





こんな所で・・・、








『ーッだぁああ!もう敗れかぶれだぁ!(泣)』



レイピアを握り締め、ウルフ達の群れに突進した。




その時!





「爆砕牙ッ!」




『え?』


ドカッと衝撃音と共にウルフ達が吹っ飛んだ。

それを見た残りのウルフ達は慌てて去っていった。




『・・・・・・・・・』





ピンクの髪に白と青のセーラー服に身を包んだ少女・・・。



「貴方・・・大丈夫?こんな所にいたら危ないよ?」





マイソロ2のヒロイン的存在・・・



カノンノ=イアハート











(か、カノンノー!)
(え?あ、あの///)
(カノンノカノンノカノンノ〜♪会いたかった〜♥)
(え、えぇえええ?!///)
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