十六夜恋奇憚

□1、プロローグ
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『えーっと、どこやったかな・・・』


ガサゴソと引き出しをあさる渚





『・・・・・・あ、あったー!』


それは暫く使っていなかったPSPと・・・




『うーん、長いことしてなかったから上手く起動するかな・・・(^^;』



PSPに入れっぱなしにしていた“マイソロジー2”・・・。



久しぶりにこのソフトがやりたい衝動に駆られ、奥にしまっていたのを引っ張り出したのだ。



『まぁ、ものは試しだ!』




PSPの電源を入れると、問題なくOPムービーが流れた。




〜♪


『うっひょ〜♪カノンノカワユス♥
ゲーデもめんこいよ〜♪』


1人はしゃぐ渚・・・。


すると、


ーブッ

『へ?』

いきなり画面が真っ黒になった。


『煤[ッちょ!マジで!?やっぱ1年以上放置してたから?!そりゃないでしょーよ!』

片手にPSPを持ちながら空いた手で床をこれでもかと叩く。



『私のこのやりたい衝動どうすんのよッ!

あー!神様ッ仏様ッ!この際閻魔様でも良いからやらさてよ!』


ー♪

『あ、ついた!』


私のこの言葉が天に届いたのか消えたはずの画面に明かりがついた。






にしても・・・、

『・・・ちょ、明かり強すぎじゃない・・・;』

PSPの画面にしてはかなり明るすぎる。


『ち、ちょ!マジで明るすぎるんだけど?!』


それはもう、眩い光がPSPからひかり、部屋全体を覆った・・・。















ーブッ・・・

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