Le premier amour
□プロローグ
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ここはミラージュのアジト
ミラージュはスィエルを狙っている盗賊グループの一つ。
そのグループ内に頭の良いクールという少年がいました。
「クール、作戦を説明しなさい」
「わかりました、リーダー」
金色の髪を風になびかせ、得意げな顔をしながら、前に出てきた彼こそがクール。その人だ。
クールは淡々と話していく。
ミラージュのメンバーやリーダーはその話を黙々と聞いている。
「とりあえず、全員で下から上に攻める。俺の作戦はそれだけです」
「それだけでいいのか?」
「はい。それをすれば絶対姫さんは捕えられることができます。俺らが死ななければの話ですが」
「それなら大丈夫だ」
にやっと口元をあげるリーダーにクールはただにっこりと笑っていた。