短編

□In balia!
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「ルウナ〜、ルウナ〜〜っ」


「お、おい、エルっ」




















ミラ、アルヴィン、ジュード、あたしの四人で話していた


そこに、エルがルドガーを引っ張りながらルウナに向かって歩いてきた















「ん?? どうしたの、エル?」


「あのね、エルとルドガー、アイボーになったんだ」




















ニコニコと語るエルを見て、とても穏やかな気持ちになった


「そうなの〜?」と言いながら、エルの頭を撫でると「子どもあつかいしないでよー!」と騒ぎ出すエル


そんなエルとルドガーを見て、ミラはジト目で見ていた




















「‥‥相棒?アンタ達、元からいーっつもセットでいるから、変わらないじゃない」


「ちょ‥‥ミラさん;」


「大変だなぁ、ルドガー」


「ははは‥‥;」




















エルはルドガーを掴んでいない方の手を使って、ルウナを手招きして呼んだ


ルウナは、エルの目線にまで己の高さを合わせた




















「ルドガーの『アイボー』はエルだけど、ルドガーの『じんせいのアイボー』はルウナに、譲ってあげる!」


「なぁっ!? エル、お前何言って‥‥!///;」


「‥‥『じんせいのアイボー』?‥‥何、それ??」





















「貴女、本当に鈍いわね‥‥」と少し頬を染めながらボソッとつぶやくミラ


他の二人もミラと同じことを考えていたらしく、苦笑している




















「ルウナにぶいなぁー。だーかーらー、エルとルドガーは『アイボー』。ルウナとルドガーは『コイビト』になってもいいよってコト!」


「ああ〜、そういうコトね!」


「エ‥‥エル‥‥余計なことを‥‥」



















ルドガーは俯いて顔が真っ赤になっていた


すると、エルは腰に手を当て、仁王立ちになった




















「そうじゃないと、ルドガーが困るって思って。エルが、オトナの気づかいをしてあげたんだから、ありがたく受けとってよねー」


「じゃあ‥‥ありがたく、エルの『オトナの気づかい』受け取ろうかな?」


「ルウナ!!!??///」


「じゃあ、エルが『アイボー』で、ルウナは『コイビト』ね!!」


「はーい。‥‥‥‥よろしくね、ルドガー♪」




















そしてルウナはルドガーの頬にチュッとキスをした


勿論、ルドガーは目を見開いてパニックになっており、野外の四人までもが顔を赤く染めた




















In balia!






















「よ、よく人前でそんなことできるわね!?///」


「ヒューヒュー、やるじゃないルウナちゃん♪」


「エル、生チュー、初めて見た!///」


「ルドガー、よかったね」


「あ‥‥あぁ‥‥」
(振り回されっぱなしだな、俺‥‥;)










*

卒業試験が終わって
久しぶりにTOX2やって
思いつきで書いただけです 笑


ルドガーは、周りに
流されてそうだなぁ‥‥


そしてアルヴィンに
「ヒューヒュー」を
言わせたかっただけ ←


ちなみに題名ゎイタリア語で
「振り回される」
という意味です




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