短編
□笑顔の隣は、俺の特等席
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‥‥‥なんだか、イライラする
「わぁ‥‥!! 白龍、これ美味しいよ!!」
「お口に合ってよかったです」
別にコイツが悪い訳じゃねぇのに
「シンドバッドさん、また迷宮の話し聞きたいです」
「あぁ、いいぞ。俺の話しでよければ」
他の男と話すアイツが
「よぉルウナ〜、これから飲みに行かねーかー??」
「いいですよ、シャルルカンさんの奢りなら!!」
気にくわねぇ
「‥‥‥すいません、師匠」
気がついたら、師匠とルウナが話している間に割り込んでいた
「コイツの先約、俺なんで」
「お、そーなのか。わりぃ、わりぃ」
「‥‥‥‥行くぞ」
「え、ちょ‥‥アリババ!?」
師匠が後ろで、ニヤニヤと笑っていたのも気にせず、ルウナの手を掴んでズカズカと歩いていた
しばらく歩いたところで「アリババってば!!」と言ってきた彼女の声でハッとし、我に返った
「いきなりどうしたの??」
「え?あ‥‥いや、その‥‥」
笑顔の隣は、俺の特等席
「もしかして、ヤキモチ?」
「ち、ちげーよ」
「妬いてくれてたんなら、嬉しいんだけどな〜」
「えっ」
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初マギ短編。Σ短っ
ただ、アリババにヤキモチを
妬いてほしかっただけ(^p )
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