短編
□PAЯTNЯ
4ページ/4ページ
●●
「僕の一生をかけて、お前を守り、幸せにするよ」
「‥‥!あたしも、一生エミリオについて行く」
「‥‥じゃあ早速、まずこの森を抜ける。行けるか??」
「行く気は満々だよ!! ‥‥満々なんだけどさ」
「?‥‥なんだ?」
ルウナは後頭部に手を沿え、笑いながら口を開いた
「滑ったときに、足を‥‥ですね‥‥」
「挫いたのか?」
「ご名答デス;」
すると、彼女の右足首は赤く腫れ上がっていた
リオンは、ため息を一つ、そして一言
「‥‥仕方がない」
「そうだよね、スタン達が来るのを待とう、かッ?!!」
ルウナの言葉の途中で、リオンは彼女の身体を抱き上げ、お姫様抱っこをした
勿論、ルウナは予想していなかったようで、耳まで赤くなっていた
「ちょ、リリリ、リオン!! 恥ずかしいから、下ろして!! 下山するなら、自分で歩くからッ!!////」
「今のルウナの足の具合で下山したら、日が暮れる」
「ゔ‥‥‥‥;」
「わかったなら、大人しく掴まっていろ。次騒いだら‥‥落とすからな」
「‥‥‥‥、意地悪」
そう言いながらも、彼の首に手を回し、身体を預けた
そして数十分後、二人は無事に下山、スタン達と合流を果たし、任務は終了した
下山時のリオンとルウナの雰囲気を見て、ルーティが冷やかして遊んだのは、言うまでもない
PAЯTNЯ
「リオ〜ン、あんた見せ付けてくれたじゃなーい?」
「俺、あんなに笑ってるリオン初めて見たな〜」
「煩い!!!///」
*
なんだ、この微妙なオチ
リオンは「好き」って言葉より
なんだかんだでドストレートに
「愛してる」って言いそうだな〜
という勝手な妄想 笑
ていうか、ただ
言わせたかっただけ ←
●●