Seilor-MoonR

□思いだしました。
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<コンコン>



琉夏の部屋にドアを叩く音が響く。その音で琉夏は目開けた。


携帯を開き時計を見る。




(1時50分・・。誰だよ。ゆいちゃんかな?家教えてなきゃよかった。)



琉夏は布団を深くかぶり再び目を閉じた。




<コンコン>




うさぎはまた玄関のドアをたたく。でも琉夏から返事はなくうさぎは1人で立ちすくんだ。




「琉夏ちゃん?寝ちゃった?」



うさぎは恐る恐る小声で玄関から琉夏に語りかける。

<ガタン!>


部屋の中から音が聞こえ、玄関に向かってくる足音が聞こえた。


うさぎは何か琉夏に会うのが緊張して妙にかしこまる。そして玄関が開く。




「うさちゃん?どうしたの?なんかあった?1人できたの?」



琉夏は慌てて出てきたのか紙もぐちゃぐちゃで、予想外の事に少し混乱していた。



「なんでもないの!ただ急に琉夏ちゃんに会いたくなっ・・・っ、ふぇ、くっ、ん〜。」



うさぎはいっぱいいっぱいになって泣き出してしまった。


「えっ!!何?!何かあった?」



立ったまま声を押し殺して泣くうさぎに琉夏は恐る恐る頭に触れた。そしてぎゅっと抱き締める。
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