Seilor-MoonR
□転校生
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<キーンコーンカーンコーン>
ここは東京のある公立高校。今日もいつもように暑い1日が始まる。
1年1組の教室では朝会が始まってした。
「坂井。」
「はい。」
「重野。」
「うぃっす。」
「田中。」
「はぁーい。」
そしていつもの事ながら先生は深いため息をついてある生徒の名前を呼ぶ。
「月野うさぎ。」
〔ガラガラガラ〕
「はいッ!」
「今日はギリギリセーフにしといてやる。」
うさぎはハァと息を切らしながら席についた。
「ありがとうございまぁす。」
うさぎのその言葉でクラスの表情は明るくなる。
・・・・・
「起立、例。」
朝会が終わって、親友のレイがうさぎの前に座ってきた。
「うさぎぃ、今日放課後何するぅ〜?。」
「今日は琉夏ちゃんと遊ぶ約束したから学食で昼ご飯食べたら帰る。」
えへっと笑いながらうさぎは友達の誘いを断る。
「また琉夏先輩?ウチも昼ごはん食べたら帰ろうかなぁ。琉夏先輩となにすんの?」
「しらない。遊ぼうしか言われてない。」
「そう。うさぎってさぁ、もてるし、男とめっちゃッ遊んだりすんのになんで彼氏つくんないの?」
うさぎは持っていた飴の袋を開けて、あゆみの顔を見て飴を口の中に投げ込んだ。
「ウチは人生で1人の人しかちゃんと付き合いたくないし、その人と結婚したい。白馬の王子様まってんのよ!!」
レイは腹を抱えて笑った。
「ああ〜、あんたからその言葉が出るとは思ってなかったわ。アハハ」
うさぎの顔はぷぅーと膨れた。
「何よ!いいじゃんよ。かわいいじゃんかよ。」
レイはコクりと頷いた。そしてニヤァ〜と笑った。
「かわいいつっても、男はそうとう食ってるくせに良く言うよ。」
「それとこれは違う。てか若いんだからそれはしかたないでしょう。しかもなんか寂しくなるんだよね最近、、。」
と言ってうさぎは頭をかく。
「まぁね。本当にあんたの事好きな人に同情するわぁ〜。とくに琉夏先輩。」
レイはうさぎをにらむ。
「何でー?みんな、遊んでるだけだよ。」
「琉夏先輩も?」
「琉夏ちゃんはなんかほっとけなくて、だから離れられなくて、分かんない。でもうちの事好きならこんなに一緒にいるんだし、言ってくれてもいいじゃん。」
うさぎは窓の外を見て渋い顔をする
「しかも琉夏ちゃんだって女と遊んでるし!」
「だからあんたも遊んでるっていいたいの?見た目は大人びでるくせに、頭は鈍いうえに天然全開だよ。あんたがそんなんだから言えないんだよ。」
「はっ!なんで?」
「もぉいいの!あんたいつか痛い目会うまで分かんないの!」
「え〜いやだ。」
「うるさい!」
「てか、レイちゃん?」
「何よ!!」
「みんなもう教室いないよ。(笑)」
「はっ!次生物じゃん!うさぎ笑ってる場合ぢゃないの!理科室いくよ。」
「もう、チャイムなりおわって結構たったよ。さぼろぉ〜。」
「ダメ!昼から帰るなら朝の授業ぐらいちゃんとしていこ!!」
と二人は走って理科室に向かい先生から起こられた。