shortstory

□照れ隠し
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少し肌寒くなって目が覚めた
貴方のぬくもりが欲しくて横を見ると探したものはなくて起き上がる

まだ寝起きで頭がボーとする
みわたしても誰もいない

??

静かに扉があいて探し求めていた貴方が顔を出す

「やと、起きたか。朝食出来たね」

やっとってまだ、7時だよ?
何時もは遅いくせに…



『…朝ごはん作ってくれたの?』

不思議そうな顔で首をかしげる私をフェイはそっと抱きしめる

「たまには良いね」

きっとこれは彼の照れ隠しだろう
なんだか無性に嬉しくなった

『ふふ…あったかい』

私も彼をギュッとすると心臓の音が聴こえてきた

「…ほら、覚める前に食べるね」

これもきっと照れ隠し
今度はスッと離れてマスクを上げる


『へへ、はーい』


やわらかな朝の陽の光
温かい貴方のぬくもり
美味しそうな匂いが鼻をくすぐる



ゆっくりとした朝の時間
今日も良い1日が始まる

end

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