旅団
□この手で
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"人殺し"は私のなかで拒絶が付き添うものだった
殺しが怖いわけではない
自分に存在する価値を得ていない私が
その他の人の存在を消していいのかわからなかったから
そして記憶がとぶ事があるから
気づいたら真っ赤に染まる自分の手や生臭い匂いがひろがっている
いつも目が覚めたらフェイタンに抱えられているのだ
そのときのフェイの顔が悲しそうで心が締め付けられる
それが嫌だった
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