旅団

□いやだけど…
1ページ/1ページ


「今回のターゲットはこの人間だ」
クロロは手元の写真をヒラヒラと游がせた

広場に数名の収集がかかりクロロが何時ものように指示する

今回の仕事の説明にはフェイタン マチ ノブナガ そして私が呼ばれた

『なんも盗まないの?』

「ああ、今回はコイツ殺ればいい」

「なんだか変なメンバーだね」
マチが納得いかなそうな顔で見回す

「それに、変な仕事ね」

『んー? そう?』

「相変わらず馬鹿ね」

フェイタンは少し呆れた顔でレイチェルを見る


その隣で 「レイチェルは
強化系っぽいよなー、」と笑いながらノブナガは顎髭をいじる

「そいつそんなに強いか?」

「いや、問題はボディーガード
だ 」

「へー、マフィアのお偉いさんかなんか?」

「そうだ たが色々と恨みを買ったらしいな
そいつらから、多額の報酬金と引き換えに仕事が依頼されたんだ」

『ふーん 』

適当に話を聞きながらオレンジジュースの入ったコップを眺める

「あんた…一様仕事なんだから つまらなそうにしないの」

『だって 要するに そいつらごと やっつけちゃえばいいんでしょ?』

「…まぁね」

「いや、今回は派手に暴れられたら困るんだ」

騒がれるとこの仕事は他に影響が出るからな…とブツブツ呟くクロロ

『なら私いなくても良いじゃん』

…まぁ、要するにレイチェル仕事がしたくないのだ。

最初は盗みだと思って行ってみたが 殺しと聞いてやる気が削がれてしまったのだ

「はぁ、セキュリティ的に
4人がベストなんだ 他に暴れない
で速やかに行ける戦闘員が今ここにいるか?」

『……』

今ホームにいるのはウボォーキン フィンクス フランクリン…

黙って下を向いて考えるが"いない"と答が顔に滲み出ていた

「だろ?ちゃんと出来たら欲しがってた本盗ってきてやるから」

なだめるように 説得するクロロ

『え…ほんと?』

キラキラした眼を向ける

((負けたな…))

クロロの甘さとレイチェルに呆れながら各々の支度にとりかかる


その後ニコニコしながら支度に
取りかかるレイチェルに溜め息混じりに不安が増していった
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ