氷の指輪
□第8話
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次の日の朝
目が覚めたリクオは、今日こそはつららに謝ると決めていた
なにせこのままでは、つららとの関係は一向に好転しない
そんなのはできれば回避したい
(よし、ちゃんとこの前のことをきちんと謝って、わかだまりと無くす!!)
しかし、それは簡単なことではなかった
朝は全く会うことができず
昼になると、中学の時から一緒の子が多いせいか、頼まれごとすることが多くそれを片付けるのに忙しく、話している暇がなかった
(・・・仕方ない、放課後に話すしかないか・・・)
廊下を走りまわりながらそんなことを考えていた