氷の指輪

□第3話
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桜がひらひらと舞う中たくさんの学生たちが歩いていた
リクオもその中の1人で、周りのみんなもリクオと同じ制服を着ている
なぜなら、今日はリクオが今日から通うことになる高校の入学式だからだ
学校自体はまだ春休みの期間なので2、3年はいないので、ここにいる全員がリクオと同じ新1年生なのだ

たくさんの学生たちがひしめく中リクオは昨日会った少女に似た後ろ姿を見た

(あの子・・・)

確かめようと歩く速さを速めたとき後ろから声がかけられた

「リクオ君おはよう!!」

それは幼馴染のカナだった

「カナちゃん、おはよう」

カナに言ってから再び前を見たがその後姿は人ごみにまぎれて消えてしまっていた


学校に着いた2人は張り出されていたクラス分けの紙を見た

「あっ私1組だ」
「僕も1組だ」

お互いに顔をあわせる

「これからも同じクラスだね!!よろしくね」
「うん、よろしく」

2人は一緒に教室へと向かった
入った瞬間、リクオは目を見開いた

(あの子!?)

昨日あった少女がそこに座っていた
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