おお振り(小説)

□‐甘い言葉・戸惑い‐
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「あははっ」

笑われた。

「なに笑ってんの…」

そして、にっこり笑顔のままこう言われた。

「田島くん見てれば誰でもわかるよ…あぁ西浦の人、鈍感が多いからね。特に、主将とか‥さ。」

あぁそうか。オレって分かりやすかったのかな?


確かにオレ、田島悠一郎は花井梓のことが好きだ。


「だからなんだよ?花井のこと好きじゃいけないのかよ?」


いけない。なんて言うわけないと思った。
だって好きになるのは個人の自由だし。

なのに…






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