おお振り(小説)

□‐不器用な僕の愛情表現‐
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あてんしょん!

・水谷×栄口
・病んでます
・死ネタ
・改行少なくて読みづらい…
・教室…ですか??
・病院が来い\(^O^)/


―――――――――――――――――――







なんで分からないかなあ??こんなにも君の事が好きなのに。どうしたら良い??どうしたら良いのかなあ。


-不器用な僕の愛情表現-


栄口が好きな女子に告白したらしい。小さくてほわほわしてて可愛い子。名前??…そんなの知らない。多分聞いたけど忘れちゃった。俺は栄口以外は可愛いともなんとも思わないから…
俺は同じ部活の栄口勇人が好きだ。身長は俺より3cm小さくて、ほわほわしてて可愛い…誰よりも愛しい。
男同士でおかしい??何とでも言いやがれ。…あ、だからと言って俺がゲイだとか、そうゆう訳じゃないから!好きになった奴が偶々、男だったってゆーやつだよ。栄口以外の男に興味なんか一切ないしね。
そんな栄口が女子に告白。ショック??ショックなんて受けてないよ、だって栄口はフラれるって分かってるし!何でかってゆーと、そうゆう風に俺が仕向けたから。その女子に言ったの…栄口と付き合ったらどうなるか分かってるよね??ってカッター持ちながら微笑んだら、何度も何度も分かりましたって。その子泣いてたなー…何でだろう??もしかして栄口の事好きだったのかなあ…だとしたら許せないよね、栄口と両思い…なんて。まあ叶わぬ恋になっちゃったけど!あーあ、栄口可哀想。でも良いんだよ、それでいいの…俺が慰めてあげるからさあ。だから早く俺の所に来てよね…

あ、足音が聞こえる…栄口かなあ??うん、この足音は栄口だ!あははは…!鼻を啜る音が聞こえる、泣いてるのかなあ??そりゃあそうだよねえ…だってフラれたんだから!

「…っ…水谷??」

「…うん」

ああ栄口、栄口、栄口、泣いてる顔も可愛いなあ可愛いなあ可愛いなあ。もっと見せてよ、その赤くなった鼻とか潤んだ目とか全部見せてよ。

「水谷ぃ…俺っ…フラれちゃったぁ…」

「…そっか」

「俺っ…俺――」

「無理すんな。」

「…み、ずたに…??」

今俺は栄口を抱き締めている。あ、抱き締めちゃったら可愛い顔見えないや。でもいっかぁ…今、栄口何考えてるんだろう…俺の事かなあ??それともまだあの女子の事考えてるのかなあ…それは嫌だなあ…俺の事だけ考えてれば良いのに。ずーっとずっと、一生死ぬまで、俺の事を考えてくれれば良いのになあ。俺はずーっと栄口の事考えてるのに!でも仕方ないかあ、栄口は俺の事好きなわけじゃないから…あ、でも今俺の事考えてくれてるよねえ。さっきから何度も俺の名前呼んでる!ねえ水谷、どうしたの??って。


…今、栄口の首を絞めれば


栄口は俺の事を考えながら死ぬって事になるのかな。栄口の最後の思い出は俺に抱き締められた事だね。


あはははっ、なんでもっと早く思い付かなかったんだろ!

じゃあね、栄口。


生まれ変わってまた俺の前に現れてね。絶対また好きになってみせるから…今度は俺の事好きになってよ




「愛してる」

そしてさよなら









end.
 

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