おお振り(小説)
□‐だから‐
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いたい‥
いたい…
‐だから‐
「あ、阿部くん‥」
「んぁ?どうした三橋」
「その、ぁ…」
「なんだよ!?」
あ、阿部くん‥イライラしてる。はやく言わなきゃ。
「腕が…ぃ、痛いん‥だ」
「は!?」
阿部くん、驚いてる。
オレのこと、心配してくれてる。
腕が痛いなんて嘘だよ。
だって阿部くん、最近オレのこと見てくれないから。
オレの一言で阿部くんはオレの思い道理になるんだ‥
「阿部、くん‥たすけて…」
もっと、もっとオレの事で頭いっぱいになれ