小さな夢の窓†リボーン†
□目が覚めたらそこに幸せがあった。
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「んっ…」
目の前は厚い胸板。
その上には中学の時から変わらない武の寝顔。
腕は優しく私の体を包んでいる。
息をすると武のにおい。
嬉しくて顔が緩む。
武の胸に顔を埋めて、幸せに浸る。
「幸せなのな〜。」
突然の声に少し驚いたけれど、
抱きしめる腕に少し力が入り、また顔が緩む。
「うん。」
「ずっと一緒にいてね。」
「離さねえぜ。」
苦しくなるぐらい抱きしめられる。
それがまた嬉しくて顔がほころぶ。
負けじと抱きしめ
幸せをかみしめる。
あなたの隣で
私は
また
夢の世界に堕ちていく。
fin.
(あなたの隣だから)
(あいつの隣だから)
((幸せになれるんだ。))