素晴らしき頂き物

□大空を守る者は大空の気候達
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「(えっと。ノエルファミリーの人に放課後呼ばれたんだけど、俺今日修業だから酷いかも知れないけど骸に幻覚使わせて良い?超直感が行っちゃ駄目って伝えたから)」


思っている事をメール文にして送信する
一分後
「(はやっ!もう返ってきたっ!)」
えーと。と携帯を覗く
【超直感に従え。骸に連絡入れとけよ!ノエルファミリーはボンゴレの同盟ファミリーだがばれなきゃ良いぞ☆】

自分勝手で強情な家庭教師がすんなりと許すなんて!と感動した半面何処かホッとした

「(了解。っと)」
メールを送信すると電話帳から骸を取り出す

「(今日放課後俺の幻覚作って並盛中の屋上ね。拒否権なくノエルファミリーの娘に呼ばれたから行って。ビデオ撮りとかしてね?話し合わせるのに。宜しくね)」
拒否権ないのは誰だろうか?と言いたくなる
しかもちゃっかり証拠撮りを頼む
送信ボタンを押して携帯を閉じた

「ツナ、ノエルを呼び出したって本当か?」
「山本、逆。俺が呼び出された。それに今日修業の日。骸に幻覚頼んだしリボーンから了承出たから俺行かないし」

冷静につっこむ
「だよな!ビクッたー。ツナ修業忘れたかと思ったのな!」
「リボーンに殺されるって。」
苦笑しつつちらっと昇華を見るとクラスメイトと仲良く話す姿

「じゃぁ、今日雲雀さん抜きで全員放課後並盛山ね!」
「了解なのな!でもやっぱ雲雀は来ないのな。」
「群れるつもりはない。って返されたしね。仕方ないよ。雲雀さん強いし忙しいからさ。」
ファミリー全員誘いはかけ、雲雀だけは案の定パスをしたのだ

綱吉は苦笑を浮かべ雲雀さんらしいよ。と付け加えた

「(とは言っても、何か超直感が訴えてる・・・・・・!あの子は危ない。危険。壊す。破壊する。)」

日々強くなる超直感は頭痛の元にもなる事がたまにありコントロールがまだ出来ないため修業をするのだ
その時間は誰にも邪魔をして欲しくない。
綱吉はそう思って修業に励む毎日

獄寺は同じ十代目候補という噂を知っており、マフィアという事もあるのでなるべく側にいろ。と九代目直々に頼まれ渋々護衛をやらされている感じでかなり静だ

「ノエルさん。前々から言いましたが俺今日修業があるので放課後はご一緒出来ません」

「えぇ。大丈夫よ。いつもありがとうね」
綺麗に笑うが獄寺は無言で頷くだけだ
以前綱吉から聞かされていたが真偽は分からなかった
日々超直感が鋭くなっていく彼を信じたかったがノエルファミリーはボンゴレにとって近い存在でもあったが彼女には裏があると思ってきていたのだ

「(嫌な予感しかしない。こいつの笑顔は・・・・・・。欲望しかない目をしてやがる。やっぱり犯罪を犯しているファミリーなのか・・・・・・)」
嵐は信じたく無かった真実を受け入れ
雨は大空の横で笑う
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