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□心結び編
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「おいおい綱吉! また、お前〜初日の騙されやすさはどこ行ったんだよ!」
「俺だって、これ以上圭一にやられっぱなしじゃゴメンだからねー」
「あはははは! 圭ちゃん、ツナにまで言われちゃってるよ〜?」
「をっほっほ! これはかなり期待の新人、って事ですわね!」
「レナ、ツナ君がやけに勘が良い気がするよ……はぅ……」
「レナさんの言う通りです、私もツナには何か今までに無い物を感じます」
「むぅ、詩音だっていつだって綱吉に容赦しない癖によく言うよ……」
「綱吉はあっという間に部活に馴染んでしまったのですよ、にぱ〜☆」
「あぅあぅ、みんな、楽しそうで良いのです!」
数日後、綱吉は、すぐに雛見沢分校の部活に溶け込んだ。
曲者揃いの部活メンバーに負けず劣らずの実力を見せつけてしまったりする。
負けた時だって顔立ちからしてヤケにあらゆる服装が似合ってしまうものだから、そのままレナにお持ち帰りされてしまう事も少なくない。
並盛に居た時よりも、遥かに幸せな毎日が訪れていく。
綱吉はイレギュラーの存在ではあったものの、このまま何事も無く日々は過ぎていくだろう……。
雛見沢の人間は、全員、そう信じていた――。