ネタ倉庫
□Reset
2ページ/5ページ
「――――馬鹿じゃないの、アンタ?」
それから数日後。
佐木さんが俺に向けてその言葉を放ったのも、突然の事だった。
経験のせいなのか、かなりのリアリストであった佐木さんは、呆れた顔でこちらをみる。
「巨大マフィアを束ねるボスであろう人間が、愚かにも程がある」
「…………(何だよ、急に)」
俺は、正直、自分の考えを真っ正面から否定された事を、良く思えなかった。
「仲間や大切なものを守る、なんて本気で思ってるの?」
「当たり前だ! 俺は今までそうやって来たし、これからだって――!」
「そう。なら――失格だわ」
「……はぁ?」
「不合格よ、ボンゴレ]世。貴方には失望したわ。9代目にも報告しないとね」
佐木さんは、そう言うと急に眉を顰めながら、去っていった。
次の日、俺とリボーン、守護者の皆はイタリアのボンゴレファミリー本部に呼び出された。