☆樽美酒研二☆
□白塗りパパ
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ある夏の深夜。
「ねぇ。研二、お腹いたい」
帰宅したばかりの
白塗りに大きなお腹を
見せつける。
「うん◎いっておいで〜」
「は!?それだけ?
陣痛だよ陣痛!
生まれるの!赤ちゃん!」
研二は飛び起きて
私のお腹に耳を当てる。
「うぉい!もう出てくるのか?
」
研二は入院セットが入った
ボストンバックを肩にかけ
私をお姫様だっこした。
「え!?研二!?」
「行くべ!病院!
まだきばるなよ!」
研二は私を担いだまま
歩いて15分の病院まで
走った。
「こんばんわ!
白塗り2号が生まれます!
はやく産ませてください!」
普段のんきな研二が
今日はめちゃめちゃ
パニック
私の方はまだ
陣痛が始まったばかりだから
まだまだ余裕なんだけどね(笑)