☆喜矢武豊☆

□キャンユーセレブレイト
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「結婚するか!」



彼の第一声。



まぁた冗談半分なんだろうと
私はいつものように


「大事にしてね」



と、呟く。


豊くんとは
かれこれ4年のお付き合い。



彼の夢を一緒に追いかけて
気づいたら4年たってた。



何回もすれ違ったし
何回も別れかけたけど




やっぱり豊くんじゃなきゃ
納得いかなくて
現在もあの喜矢武様を
独占しております。




「ほら!」



豊くんが差し出したのは
段ボールとアルミホイルでできた
特製指輪。



「えっ?」




今日私誕生日?
それとも記念日?


いやいや

今日は特別な日じゃないよ。



「手かして」



言われたとうりに
手をさしだす。




「ごめんな。
俺まだ豪邸にすめるような
稼ぎじゃねーけど
名無しさんを嫁さんに
もらいたいんだ。だめかな? 」




「ほ、ほんきなの?」



「冗談でこんな恥ずかしいこと
できるかバカヤロー!」


豊くんは照れながら
私に軽くチョップをする。



「あ、そ、そか!
どうしよう。私泣きそう!」


豊くんは
ばっと両手を広げる。


「よっしゃ!どんとこい!」



私は豊くんに飛び付いた。



「だいすきー!」



私と一生一緒にいてくれる。
そうおもっただけで
胸が張り裂けそうだよ…




「結婚式は明日な!」



「へ!?明日?
私何も知らないよ?」




いーからいーから。


豊くんはそういっただけ。
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