愛し方を忘れた。

□愛し方を忘れた。4
1ページ/1ページ




家出の準備をしていたら
時計の針はもうすぐ夜10時を指すところだった。


慌てて出た家。



最後に鍵を郵便受けの所の場所に置いた。

これで、私は家に入れない。
もう家に戻ることもないのだから。







外に出たら少し肌寒く私は肩を震わせ両手で肩を抑えた。



取り合えず行く場所もないので公園に向かった。

案の定、夜の公園には誰も居なかった。
殺風景な光景が広がるだけだ。

私は公園のブランコに座りながら
これからの事を考えた。



(もう家には戻らない。友達の家にも行きたいけど迷惑掛かるし…)


と考えていたとき。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ