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□おしりペンペン
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ガタンッ
バシャッ
「あっ!」
お兄ちゃんの大事な課題に
ココアこぼしちゃった…。
おしりペンペン
「お兄ちゃんごめんなさいっ!!」
「え?」
わたしのお兄ちゃんである恭也は
何が何だかわからないって
いうような顔をした。
それもそのはず。
自分が一生懸命やった課題が
何がかいてあるのかすらわからないくらい
茶色になんてなるはずがない。
「あの…その…ココアこぼしちゃった…」
「はぁぁぁ?!!!」
「ごめんなさい!でもわざとじゃないんだよぉ!手が滑っちゃって…」
「おまえなぁ…
俺が苦労して終わらせた課題なんだぞ!
どうすんだよっ!」
「ほんとにごめんね><
なんでもするから許してよぉ」
お兄ちゃんの機嫌をとるためには
そのくらいしないとダメなんだよね;
でも今回はわたしが悪いんだから
パシリでもなんでもやりますよっ
「…じゃぁ―」
「おしりペンペンで許してやる」
「へっ!?」
「ほらっ早くこっち来いよ」
「えっ、ちょっ、待ってよっ!
おしりペンペンって…お兄ちゃん?!」
わたしはお兄ちゃんのベットの上で
膝をつき四つん這いになった。