恋姫無双 修羅演義 序章

□第1話 筋肉達磨と老夫婦
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レオ「フー!フー!フー!」

変態「・・・・アウチ」


レオ「あ、危なかった!あともう少し目覚めるのが遅れていたら俺は何か大切なものを失っていた。」

俺は襲い掛かろうとする化け物を寸前の所で撃退に成功した。

レオ「しかし一体、何だコイツは?」

レオは改めて自分の状況を確認する為に部屋の中を見渡した。








2、3人は入れるであろう木造の小さな部屋。
しかし部屋のつくりはシッカリしており、様々な装飾品で飾られていた。




そしてたった今俺に襲い掛かった化け物。









そして俺は自分の置かれている状況に一つの疑問を覚えた。














レオ「此処・・・何処だ?」






確か俺はC地区の荒野にいたはず・・・

そう思いながら窓のから広がる風景を見渡すと・・・


目の前には小さな庭園と石でできた壁が奥から覗かせていた。 



まあ分かりやすく言えば大きな屋敷の中だ


しかも俺のいた地区にはないどころかこんな屋敷、今まで大陸中を旅してきたが似たような場所なんか今まで見たことがなかった。

レオ「一体、如何なっているんだ?・・・・」


ガチャ


爺さん「失礼・・・オヤ?ようやく目覚めた様じゃの」

婆さん「オヤオヤ、そんなに動き回って大丈夫かい?」

レオは答えのない思考の迷路に悩んでいたその時部屋のドアが開き二人の老夫婦が入ってきた。

レオ「えっ・・・と」

爺さん「おいおい、そんな格好で歩き回ると風邪をひくぞ」

レオ「風邪?」

俺は爺さんに指摘され自分の姿を見てみると・・・













レオ「ナンジャコリヤァァァ!!?」

全身を所々に包帯が巻かれトランス一枚の姿。
ぶっちゃけ言えば、ほぼ全裸だ。


レオ(何故だ!俺は何時こんな傷を負った!)



・・・・ハッ!!



レオは自身の気付かぬ内に負った傷の原因を老夫婦から聞き出そううと考えたがその前にレオの脳裏にひとつの最悪の事態を想像させた。





傷を負い寝込んでいた俺・・・・




そして、先ほど俺に襲い掛かった化け物・・


ガチャ!!



 何か重たいものを握る音が部屋に響き渡り、部屋全体に部屋全体に禍々しい感覚に包まれた。


そしてレオの手にはどこから取り出したのか二振りの武器〈断魔〉が握られていた。


レオはそのまま力尽きた様に突っ伏している筋肉達磨を睨み付け

レオ「テメェ!俺が寝ている内に間に何をした!!?」

はち切れんばかりの怒声を上げ、レオはそのまま筋肉達磨に切りかかった

しかし寸前のところで老夫婦に抑えられてしまった

婆さん「ちょ!落ち着きなさい。いきなり切りかかるとは何事じゃ!」

レオ「離せババア!!あの野郎目を覚ました途端俺に卑猥な物を近づけやがった!…おい何時までも寝てねえでとっとと起きろ達磨!!」

爺さん「気持ちは分かる!だがいきなり命の恩人に切りかかろうとするでない!」

さすがに老人に対して乱暴なまねをするわけにはいかず、レオは二人に両腕を抑えられながらギャーギャーと喚き散らしていた。

変態「ン〜〜ウルサイわねぇ」

さすがにこんな状況下では眠れぬわけもなかったのか筋肉妖怪も目を覚まし先ほどレオにボコられできたコブを抑えていた。

レオ「ようやく目を覚ましやがったか化けモン!テメェには聞きテェ事が山ほどあるんだ!さあ答えろ、此処は何処だ!、何で俺はこんな傷を負っている、そしてお前は俺が寝ている内に何をした!!」

爺さん「だから落ち着かんか!若造が!」

婆さん「ちょ!・・爺さんあんたも口調がおかしくなっているよ」

変態「もう、折角気持ちよく眠っていたのにイキナリ飛び掛かって来るなんて・・・・このセッカチちゃん♪」

そう言うと化け物はウインクしこちらに向かって投げキッスをしてきた。

   ブチィ!!

レオ「It strikes and kills.!!
(ぶち殺す!!)」

爺さん「上等じゃ!!この若造どもが!そんなに騒ぐのが好きならワシが相手になってゃるわい!」

婆さん「だから爺さんも落ち着いて!!・・ていうか今の言葉理解できたの!?」

こうしてブチ切れた2人と、テンションMax
で身を乗り出した変態の三すくみによる戦いは始まった。

爺さん「老兵だと思ってナメんじゃねぇぞガキ共がぁぁぁ!!」

レオ「上等だ!もうジジイも変態も関係あるか、もうどいつもこいつもブッ飛ばしてやる!!」

変態「誰かワタシを癒してぇぇぇぇ!!」



婆さん「いい加減にせんか、この三馬鹿が!!」



つづく

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