主役はいつだって君
□第1話
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神様いわく、本来ならあそこで死ぬはずじゃない俺らが死んでしまった
しかし、黒豆には俺たちを元の世界に生き返してやる力が無い
でも、この世にあるいくつもの世界の内のある世界になら生き返すことができる
「じゃあ、残りの人生はその別の世界って所で生きれるのか」
「迷惑な話じゃな」
《ごめんね☆》
舌を出して謝る黒豆に2人はキレる寸前である
《そんなに怒らないでよ。その世界のある人に頼めば元の世界に帰れるかもしれないよ。生きてね・・・》
「本当か!?」
そう言って笑顔になるブン太を呆れたように見る仁王も、どこか安心したようだった
「だったら早く送りんしゃい。そこで寝てる奴らごとの」
《分かった。詳しいことは、紙に書いて君たちの住む家に置いとくからね》
「4人で住むのか?」
《その方がいいでしょ?それじゃ、何かあったら呼んでね》
黒豆がニコっと笑った瞬間、辺りは光に包まれた
2011.10.10