ワンピースブック 長編

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次の日、ローズはあくびをしながら廊下をでた。手元にはリクからもらった
簡単な地図。ローズに必要最低限の部屋の名前しかかかれていない。
トイレだとか、食事室だとかそのあたり。それを頼りに足を進める。
地図を見ながら進んでいるので、まったく前を見ていない。そのまま進めば誰もが
想像できるように、人にぶつかってしまうが、覇気を扱えるローズには関係なく、
丁寧に避けている。ついたのはトイレ。昨日から行っていない。だが

「・・・男子用トイレ?」

別にいいやとつぶやいて中に入っていった。


次に行こうと思ったのは嫌がらせかしらないが、赤犬様、黄猿様と書かれた場所。
なんとなく興味本位で行こうと思った。地図を頼りに足を進めると海軍大将と書かれた
プレートがぶら下がっている場所についた。
5回ぐらいノックしてから入る。手錠をされているのでうまくドアノブをまわせないが
なんとかまわして中を覗き込むとすぐに閉めて帰っていった。

「・・・なんじゃ、あいつは。」
「ん〜〜遊びたいんじゃないのかねぇ〜〜」

そういいながら、また手元のコーヒーを飲んだ。

自分の部屋?に戻るとオレンジジュースを口に含む。賞金首なのに、自由すぎると
ローズも最初は思っていたが、抵抗しないとわかっているからだと判断した。
ローズも抵抗する気はない。時々黄猿やらが様子を見に来るときもあるが
別にいやでもないので気にしていない様子。なぜか刀も没収されないのでそれも気になる。

「・・・ヒマだ。」

ごろごろとしながらまた今日も一日が終わる。



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